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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。のbibliophageのレビュー・感想・評価

1.9
実生活で3年目の結婚記念日って何かやったかなー。まずもって覚えていない。というか、結婚記念日自体、毎年あんまり意識してないなー。ってダメ?

この映画、バツイチの男(じゅんさん)と、やたら天然?それとも詩人な奥さんちえさん)との非日常っぽい日常の話。どうもタイトル負けしているような気がする。このタイトルを思い付いた人は偉いが、中身が追いついていない。3年目の結婚記念日を節目として、その後の結婚生活を続けるかどうかという話になっている夫婦、でタイトルな状態となる。じゅんさんは、ちえさんに何か言いたいことが溜まってるんじゃないのってことで、友達と食事会したりバイトに出ては?とアドバイスしたり。(これは、リアルにやったことある。)

この後、好きな方ごめんなさい。

この映画の許せないのは配役。ちえさんがしゃべらないのは意味深のか、天然なのかわからないけど笑顔が全快なので良しとして、旦那のじゅんさんの配役。安田顕さん。演技が「正義のせ」と同じで、若い女の子に振り回されることを喜んでいるようにしか見えない。毎日、ちえさんの死んだふりで困っている感がまったくない。安田顕さんを配役したってことはギャグやりたいんだよね?でも、ぜんぜん笑えない。シリアスをやりたい?、それとも滑りっぱなし?センスが古すぎなのかも。いまさら”3つの坂”で感動しない。(一周回ってる?)

年回りもおかしい、じゅんさんとちえさんが年の差カップルにしか見えない。じゅんさんの30代は無理がある。キスを迫るならちゃんとキスしろって何回思ったことか。ちえさんのお父さんも年行き過ぎじゃない?

三島の病院、駅から田舎経由で駅前かよ!車あるなら車で行け!わざわざそんな田舎のバスに乗ると時間かかるのでは?お父さんの病気で帰省してるんだよね、それでデート?

子供の話題、友達夫妻に押し付けて、自分たちの事には一切触れないのも変。

ストレスフルな台詞の後で、ひともめしそうな雰囲気をかもし出しておいて、それを一瞬にして断ち切る音楽、なんとかして欲しい。(これも何度か?)

ま、ラストの運びは考え方触れないけど。知恵袋からの派生作品を見たわけではなので本質をわかってませんが、やっぱりタイトルから期待される笑いをちゃんとやって欲しかった。
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