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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。のmakoのレビュー・感想・評価

3.8
《2018#184》
8/29に鑑賞した2本目はこれ。
「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問が話題になり一大ブームを創り上げた伝説の投稿が実写映画化。 
ポスターや予告編を観て、てっきりコメディかと思っていたらそこまでコメディ色は強くなくて、良い意味で予想外に楽しめました。 

結婚三年目の夫婦。ある日家に帰るとちえさん(榮倉奈々)が死んでる、と思いきや死んだふり。それが段々とエスカレートしていく。死んだふりの設定も段々と手が込んできて面白かった。 
ただなんのためにこんな事をしているか分からない夫のじゅんさん(安田顕)の気持ちも分かります。 
こんな事をしなくても言いたい事があるなら言えばいいじゃんって気持ち。 
でもちえさんはじゅんさんがどうして?と聞くけど言わない。ラストでじゅんさんには話すけど観客には聞こえない。 
そこはモヤっとするけど、夫婦だけ知っていればいいのかなと思ったし、そういうラストでもありかなと思った。 

他にも仕事ができるイケメン夫の佐野(大谷亮平)とキャリアウーマンの美人妻(野々すみ花)、夫婦関係が冷めている風の上司蒲原(浅野和之)、妻と死別したクリーニング店の店主(品川徹)、と様々な夫婦がいます。 

一見冷え切ってそうな夫婦関係の蒲原が実は〇〇って告白する所はちょっとグッときちゃいました♪ 

夫婦って所詮他人同士で、でも寝食を共にする内に赤の他人じゃなくなっていく。 
恋人だった時には見えなかったことが夫婦になって見えてきたり。逆に見えなくなったり。 
でも夫婦だからといって、言わなくても分かってくれるだろうは違うと思う。 
言いたい事、伝えたい事はちゃんと言わないと相手には分からないし、伝わらない。 
夫から嫌な事を言われたりされたりしたら、私は言うようにしています。夫には悪気はなくても私は嫌な思いをしたと言わないと伝わらないから。悪気がないから何度もされたらこっちは嫌な思いしか残らなくなり一緒に生活するのが辛くなってしまう。 
まぁ、私も夫から注意は受けるけど笑 
喜びや悲しみも一緒に乗り越えて、少しは気遣いあいそして夫婦になっていくんだろうな。 

ちえさんが言う「月が綺麗ですね」 
これを知ってる人ってどれくらいいるんだろうか。 
私はたまたまテレビで知ったし、今年鑑賞した『海を駆ける』でも同じ台詞があったからこの意味を知ってるけど、知らない人だったらこの意味の真意なんて分からないだろうな。この言葉が鍵になってます。 

個人的に良かったと思いました。 
榮倉奈々さん、可愛かった♡ 


昨年の劇場鑑賞数は85本でした。
今年は現時点で86本。どこまで伸ばせるかな〜

劇場鑑賞 #86/2018
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