人生における3つの「さか」。
それにどう備えておくか。
そういう死生観的な価値観がとても共感できる作品だったので、とても入り込みやすいものでした。
「言葉の優しさが人を傷つける」
「困難を乗り越えて、次第に夫婦になる」
「頑張らなくていいんです」
など、いろいろと学ぶべきことが多かった作品だった気がします。
死んだフリをする理由。
それを最後に風で流す演出には賛否両論なのかもしれないけれど、個人的には好きな演出でした。風で流す前のじゅんの台詞「多分だけど…」(だったと思うけど)は聞かせる辺りが、「いろいろな考えがあっていいじゃないか。」と言われているような気がしました。
「2人」でいられる時間を大切に過ごすために、妻が死んだフリをし続ける理由。
それを考えながら観たときに、心に残るものがあるのならば、それがこの作品、死んだフリをする答えのような気がします。
