吉田ジャスティスカツヲ

チャーリーズ・エンジェルの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)
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私にはかつて『007:カジノロワイヤル』を観た時と同じモヤッとさが生まれました。
【あなたはチャリエンに何を求めますか?】で評価が大きく分かれる作品でしょう🤔


オリジナルのドラマからドリューバリモア版のリメイク、そして本作へ…
今作はそれらのリメイクではなく【それらを踏襲し、なおかつ女性をナメんなよ時代を見据えた正統派の続編】なのです。

特技以外の部分でもヒロインたちの個性が重視され、それぞれ弱みと強みを持っているキャラクターたち。
お嬢様転じてエンジェルとなったサビーナを演じるクリステンスチュワートが意外なコメディ・センスを披露し、物語を牽引していますよね👍
ハードコアな元MI6員やドジな頭脳派といったエンジェルのキャラ設定もわかりやすく、共感度も高そう…

ヒロイン・アクションを当事者=女性の手に引き戻そうとする試み。
本気度が高く、“女性は何でもできる”を体現する美女たちの活躍がたのもしい。
特別イカしたアクション演技を披露する【どっから連れて来た⁉️新星エラバリンスカさん】の今後も楽しみ。

皆さんお待ちかね‼️なコスプレケイパーの楽しさ。
パーティー&ファッションの華やかさ。
ハイテクとアナログの両面を揃えたスパイガジェットの効果。
さらに歴代エンジェルの特別出演まで【サービス精神は申し分なく充実】しておりました❤️

以前の【バカワイイさや、お色気感は抑えられ】あくまで戦う女性ありきで物語が進行します…
『美人なら男を油断させられる。ブサイクなら放っておかれる』というセリフが示すとおり、セクシーで美しく強いという価値観はエンジェルの伝統であり揺るぎない魅力。
さぁしかし、コレが私が1番いいたいことなんですが【テーマ性が♯Metooを強調したぶんその価値観には皮肉や古くささが付き纏うのです】🤔
謎の紳士:チャーリーの美しきしもべ達がエンジェル、美貌とお気楽ゴクラクを武器に悪を裁く…っていう定義の部分が、今作の目指す場所とは違う。

そこに作品全体の迷いも感じられ、突き抜けた勢いに時折ブレーキがかかるのも事実。


成績的には続編は難しいのでしょうが、この三人組は絶対にこれからの活躍が見どころ‼️
是非に続編を。