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さよなら、僕のマンハッタンのwoosのレビュー・感想・評価

4.0
丸の内ピカデリーにて字幕版を鑑賞。
2018年新作劇場鑑賞37作目。
客席は2割くらい。
テーマ「愛を知り大人になる」

[全体として]
マーク・ウェブ監督にはどうも涙腺を刺激する力がある。あと、主人公の顔の系統が似ている気がする。
今回はちょっと邦題の意味が分からなかったのだが、アートの街ニューヨークのマンハッタンで作家の夢を諦め出版社を作った父を持ち、本人も作家を目指してはいるがふらふらしていて、チョーボンクラが主人公である。
これって東京、ロンドン、パリ、ミラノ、ベルリンなどアーティストが集まる街ならどこでもいける話だと思う。
ちょっとウディ・アレンの映画っぽくもあった。

[良かったところ]
非常にややこしい親子関係や、人間関係を手っ取り早い急展開で解決していて、テンポが良い。それでいて、説明セリフに頼らない説明もちょっとした小道具とかで説明したり上手い。
結構最初はウジウジした主人公だから、何か行動がもたついてるなと思っていたが、88分とタイトな上映時間なので、そういう描写が少ないのが良かった。


[気になったところ]
とはいえ、いくらなんでも急展開過ぎだろと思うところもあったし、多分、感が良くなかったり、この手の映画見慣れてない人はひょっとしたら意味が分からないと感じる箇所があるかも。

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ちょっと苦い大人の話です。
オススメです。
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