「POPEYE」を映画にしたらこんなかんじじゃないやろか。全部写真にして飾りたくなる構図ばかり。サイモン&ガーファンクルやボブ・ディランの音楽をバックに、古い書店やバー、公園など、まだ行ったこともないニューヨークにものすごーく行きたくなってきた。
ニューヨークのこれまでがわかる冒頭の手書きアニメーションがめちゃツボだった。（「デトロイト」のオープニングもこんなかんじで好き）
最初は友人ミミ（彼氏あり）に夢中のトーマスが、父の愛人ジョハンナに惹かれ、それを感じ取ったミミがトーマスを追いかけ・・・なんなんだ、この感じは。人のものはよく見えちゃうもんなんだね。みんな小狡い！
移り気なトーマスに全く感情移入できなかったけど、隣人ジェラルドとのやりとりのシーンは好きだった。ジェフ・ブリッジス、ピアース・ブロスナンの渋く深みのある演技はさすが！最後にわかる事実は、そう来たかってかんじでなんだかあったかい気持ちになれた。
