ゆき

さよなら、僕のマンハッタンのゆきのレビュー・感想・評価

3.7
最後まで泳ぎきるしかない

不思議な隣人と父の愛人。二人に出逢ったことで平凡な毎日は少しづつ動き出す。

急カーブをかけて物語は予想をしていなかった方向に歩を進める。
88分という短い時間の中で様々な色味を魅せてくれる作品でした。小洒落たシーンに見惚れ、音に気持ちがのっていく。
他人が居てこそ、人生のピースは埋まる。

「抜け出したいけど それができないんだ」
中心となる「boy」の葛藤だけではなく、親だからこそ判断した配慮が生みだした溝もしっかり回収してくれるすっきりできる一作
ゆき

ゆき