Aya

さよなら、僕のマンハッタンのAyaのレビュー・感想・評価

3.3
#twcn

これマーク・ウェブだったのかあ!!一連のお兄ちゃんの別のお仕事見て見ましょうの流れでチェックしておこうと思ったら、それは絶対みなあかん案件やん!!

NYが舞台なのに、出演陣はほぼイギリス人で構成されているため、戸惑うことも多い一作。

メガネのお兄ちゃん(ここでいうお兄ちゃんとは「ファンタスティック・ビースト2」でニュート・スキャマンダー先生の兄テセウス・スキャマンダーを演じたカラム・ターナーくんのことを指します)も可愛い押すな。
完全にNYの若者に見える!!

これ、主人公の名前がトーマス・ウェブってひょっとして自伝的な?

片思いの相手が「ネイバーズ2」のキーアージ・クレモンツ(すげえ名前w)
住んでいるのはマンハッタンNYのイーストサイド。
ある日同じアパートに越してきた、ジェフ・ブリッジス扮する愛想のいいオヤジにさっき降られたことをズバリ当てられてしまう。

カラムくんは見た目通り、危険もなく退屈な典型的ないまの若いNYの男。まあ言っちゃえば「500日のサマー」のJGLにも近い草食系男子かな?
思わず相談しちゃう。

そんな片思いのキーアージちゃんと不毛なデート中、古き良きナイトクラブで自分の父親が浮気相手とデートしているところに遭遇する。
いい年して動揺するお兄ちゃん。
この彼女、彼氏いるからあなたとは無理、って言ってるわりに探偵ごっこに付き合ってくれるw

父はハンサムで(ピアース・ブロスナン!!似てないにもほどがある!!)仕事でも成功し、美しくも脆い妻を抱えている。

お兄ちゃんはすぐに親父を呼び出すものの、肝心の浮気の話をできず、「お前、あそこ住んでるからあかんのちゃうん?引っ越せよ」とだけ言われて終わる。

そこで思い切って浮気相手を尾行することに。
お兄ちゃん不器用なのですぐに気付かれ、挙句「私のこと好きでしょう」と言ってくる浮気相手はケイト・ベッキンセール。

そんなこんなもお兄ちゃんは全てジェフ・ブリッジスに話し、作家になりたい夢も語る。

で、お兄ちゃんこの愛人と関係持っちゃって、しかも本気になってしまうんですよ!!
最初はキーアージちゃんばっか追っかけてたのに!

お兄ちゃん一人称の青春物語だから子供の話なのに、年上の女と両親の間で揺れ動くからか、画作りが結構大人でして。

お兄ちゃんがお父さんの浮気に介入することで、この家族の抱えるある秘密を知ることになる。

とてもあっさりとしていて、当たり前のようにおしゃれ。
なんか古き良きマーク・ウェブって感じ。
恋愛について、そして親子について、愛について。狭間で揺れ動く青年が今まで知らなかったことを知り、理解することで成長する話。

標準的なマーク・ウェブ作品。



日本語字幕:
Aya

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