Ricola

熱砂の秘密のRicolaのレビュー・感想・評価

熱砂の秘密(1943年製作の映画)
3.7
やはりこの頃(第二次世界大戦中)の作品はナショナリズム、軍事色が強い。

「英国の女帝」という名のホテルをドイツ軍が司令塔本部にするという皮肉。

敗残兵として砂漠をさまよっていたイギリス軍の伍長がホテルでウェイターのフリをして、敵をもてなす。

どう考えても危険なのだが、そうするしか生き延びる道がないのだ。

カイロの穏やかなホテルが一瞬にして、緊迫した戦いの場と変わる。

さすがビリー・ワイルダー、テンポが良く観やすいが、時代が時代なため笑いは控えめなサスペンス映画だった。
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