エリオット

高い窓のエリオットのレビュー・感想・評価

高い窓(1947年製作の映画)
4.2
カーティス・バーンハートというフィルムノワールを得意とする監督の作品

主人公(ロバート・テイラー)が車で転落事故を起こして目覚めると.隣には死んだ妻が乗っていた
死因が絞殺だったことから主人公は逮捕されるが、彼に事件の記憶はなく責任能力の鑑定のため精神病院に収容される…
「高い壁」というのは精神病院と外科医とを隔てている壁のこと

ニューロティック(心理的)なノワールというのか、主人公が戦争で脳に損傷を受けて記憶障害が残っているという設定で、病院で治療を受け徐々に記憶を取り戻していく…その過程が面白い

また、妻が勤めていた会社の上司がルビッチ作品でおなじみのハーバート・マーシャル!
こういうノワール作品に出ても非常に洗練された雰囲気と身のこなしで主役を食ってしまっている

冒頭、ハーバート・マーシャルがエレベーターに乗り込む姿を影(シルエット)だけで映すシーンを見た瞬間、あっやっぱりフィルムノワール好きだわと改めて思った

シネ・ヌーヴォ
フィルム・ノワールの世界vol.3より