ゴロフキン

メッセンジャーのゴロフキンのレビュー・感想・評価

メッセンジャー(2017年製作の映画)
2.0
「土星とか海王星の衛星から変な電波が地球に飛んできてるから、その電波の発信源を3つ全部持って来て!一人で!」というもの凄い無理難題を押し付けられた宇宙飛行士のお話。そもそも発信源って何なのかわかんないのにクーラーバッグ一個下げて探索に出かける主人公も凄いけど、あっさりクリアしちゃう台本もどうかと思います。しかも「絶対触っちゃダメ」ってさんざん言われてるのに球体(電波の発信源ですね)を馬鹿みたいにいじくり回してたら案の定怪現象が発生し…という、頭が痛くなるお話。
登場人物は概ね一人、機材は液晶モニター1個だけ。宇宙船らしさなんか最初から目指してないセットの造りが斬新。衛星タイタンの風景はたぶん近所の空き地かな。こういう清々しいほど堂々としたB級作品はけっこう好き。作ってる方も批評上等!って心意気で作っていてくれていたら嬉しいなー。
3つの球体によって沸き起こる不思議現象はどれも面白そうで、その後の展開がすごく楽しみになります。しかし、、、、そう来ますか。

主人公がいろいろと身勝手で苛立ちますがラストの行動だけはそれを通り越して妙な爽快感があります。この部分だけは割と賛同します。評価は人によって、星2にするか1にするか大きく分かれる映画だと思います。
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