のりちり

隠された時間ののりちりのレビュー・感想・評価

隠された時間(2016年製作の映画)
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韓国映画は、いつもながら面白い。
子どものSF映画なのに、すごくシリアス。

満月の夜に見つけた卵を割ると不思議なことが起きる。
本当に見つけて割ったら。。。

山に爆破するところを見に行った男子3人が消えた。
1人は遺体。
あとの2人は不明。

一緒に行った女の子のところに、年をとったいなくなった少年を名乗る、20代の青年が現れた。
卵を割ったら、時間が止まってしまい、3人だけ時間が流れていたと言うのだ。
でも、彼女と作った秘密の文字を読解できる人は他にはいない。

周りはそんな事は信じない。
誰もそんなこと理解できないことだもの。
皆を誘拐した犯人にされる。

彼女は、満月の晩、また卵を探し出した。
皆に時間が止まるところを見せるため。
しかし、捕まりそうになり、彼女は一緒の警察官と海に落ちた!
助かった。
そう、彼がその卵を割ったのだ。

今度は、時間が動き出しても、彼女はもう言わない。
自分たちが止まっている間、彼は年をとっている。
それが分かっているから。

最後の船の上、本当は同い年。
年をとってしまった彼。
長い時間、今度は1人でどう過ごしていたのだろう。
黙っていれば分からない。
彼女と彼だけの秘密。

母を死なせたと責められた継父は、なんだかんだ言っても、彼女を施設に預けることもなく、育ててくれたことを感謝してもいいのではないかなと思った。
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