Rosalie

隠された時間のRosalieのレビュー・感想・評価

隠された時間(2016年製作の映画)
4.0
1987で気になった
カン・ドンウォンさんの
出演作ということで観てみました!

ファンタジーな
恋愛ロマンスなのかな〜
と勝手に想像していたら、
全く違っていました。笑

前半は思春期に入りたての
子供たちの甘酸っぱい恋愛要素も
ありましたが、途中から
ファンタジー?ミステリー?
若干ホラー?要素が前面に出てきて
独特の世界観をもった
お話が展開していきました。

映像もとても美しく
ノスタルジックな雰囲気は
今までにない感覚だったので、
先が気になって
夢中で観てしまいました…

これは何のメタファーなのかな
と考えながら観るのが
面白いかったです。

恩田陸さんや森絵都さんの
ジュブナイル小説のような世界観。

これからご覧になる方は
夏季休業中がおススメです!
臨場感をもって鑑賞できるはず!

カン・ドンウォンさんは
1987よりイケメン度が増し増しでした。
かっこよかった〜。
子役さんがそっくりの男の子で
びっくり!
主人公のシン・ウンスちゃんも
ちょっと背伸びをした思春期の
入り口に立つ女の子を好演していました。
毅然とした佇まいがグッド!

設定の粗が気になる部分も
ありましたが、
この空気感はとても好きでした。
観て良かったです!








(ネタバレ)
ラストシーンで
中山可穂さんの『マラケシュ心中』を
思い出しました。
先に繋がる一筋の光が見えて幕。
この終わり方は想像の余地があって
結構好みです。
救いがあるとほっとしますね。
Rosalie

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