凄い世界観の作品です。
山の中の小さな町で、直美は養父の最後を看取りに。
義理の弟の浩之と再会するが、実は浩之は直美の最初の「男」だった。
浩之との再会で、直美は関係が再燃してしまう。
そこに、幼なじみの義雄が現れ・・。
小さな町での恋愛劇ですが、出てくる若者の恋愛相手が親族だったり。
それを見守る親世代も、同じ倫理観で。
でも、そんな日常も特別な事ではなく、普通に受入れられる土壌。
最初感じたのは、横溝正史の「金田一耕助シリーズ」にある血族関係のドラマ性で、そこに男女のタブーな恋愛を組み合わせた感じです。
私は、結構好きな作品です。
しかし、今作品の監督は取り終えてすぐに亡くなられて。大変惜しいと思います。