誰の視点でこの作品を捉えるかによって、評価は大きく変わるはず。
これってどこまでが実話?
クマとミツにとっては、人として普通に希望することがかなわないもどかしさがあり、
その周辺の人たちは、介助やフォローに疲れ果てている現実がある。
それでも互いの存在が必要だと本人たちが主張したら、どうするのか。
もしクマとミツが、自分たちの望むように生きようとするならば、そこには必ず誰かの手が必要となってくる。その現実を極力考慮しない、考慮してしまうと映画としてのファンタジーが減ってしまう、ラストはそんな意図を感じた。
周辺の人たちももちろん必要だが、望むように生きたいと言ってみたい。言うことすらも許されないのか?と問いかけること自体が、革命なのだろう。
20171004
TOHOシネマズフリパ 19本目