障がい者らしさだとか風俗嬢らしさだとか介護者らしさだとかもそうだし、私自身の母親らしさとかオバさんらしさとかブスらしさとかもそうだけど、ひとから画一的なイメージをてきとうに押しつけられることが多くて辟易しながも、自ら勝手に「らしさ」を背負っちゃってるところもある。
ふつうはそうでしょ?ってみんな簡単にいうけど、じゃあふつうのひとってどんなひとなんだろう。
いろんなことがぜんぜんパーフェクトじゃなくて、でも障がいとかそういうの関係なくみんなどこか足りなかったり欠けてたりするもんじゃない?と思えるところがすごくよかった。
見守る側の小池栄子や余貴美子も迷うし、ぶれるし、抱えているものがある。
清野菜名ちゃんのぐらぐらに不安定なうえの無邪気さが痛々しくもかわいかった。