ゆき

パーフェクト・レボリューションのゆきのレビュー・感想・評価

3.4
手も足も出せないから、受け止める才能はあるんだ。

障がい者の性への理解を訴え続ける活動家の実話に基づく物語。

自分の子供が重度の身体障がいを抱えたら支えきれるのか。あるドキュメンタリーを見ていて考えたことがありました。あくまで想像のつく範囲で。
これは自身の身に起こらないと気づけない社会の壁を描いた作品。

リリーフランキーと小池栄子を堪能するにはとても良かったです。
たまに見せる切ない表情にはぐっと感情を握りつぶされそうだった。

ただ、ミツ役の子の壊れ方がなんだか半端に見えてしまったり、嘘くさいエキストラに安っぽさを感じてしまって引いてしまいました…電動車椅子の人間に絡む客やスカスカの箱でダサい踊り方する客とあそこでかかる銀杏BOYZ。うそだろって言いたくなった。
ビジュアルの美しさに期待してただけに残念…。

岡山天音の役は人間として一番狂気。
ゆき

ゆき