hannah

パーフェクト・レボリューションのhannahのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

リリーフランキーの演技力の凄さ、清野菜名の可愛さだけで★5付けたいですが、映画としては悪すぎます。
小池栄子って演技うまいのに、これでは何かめっちゃわざとらしくて、小池栄子以外もだけど、いろいろとわざとらしい。会話なども不自然で、暗転も多く繋ぎも雑。
障害者を差別する人々がたくさん出てきますが、どれも大袈裟。リリーフランキー演じる主人公の手だけを写真に撮られるシーンとか、手の強張りを主人公がコンプレックスに思ってそうなのがその瞬間だけ分かるが、そういう風に一回きりのシーンを何回も色々と詰め込みすぎてまとまらなくなってる気がする。だから悲しみとか苦しみとかがあんまり伝わらなくて、だからといってハッピーな映画でもなくて、何だこれって感じがする。主人公クマピーの頭打つシーンとか、それが物語の重要な伏線でもないのに、ただただここでどうなってしまうのかと思わせるだけのシーン必要か?あそこまで引っ張って心配にさせるなら、あとの話にも繋がりがほしい。このシーン以外もそういうシーンが多い。何か問題があるたびにすぐに完結。
それと、銀杏ファンとして、BABYBABYの使い方が下手すぎて腹が立った。まずあんな外国人も来るようなゴリゴリのクラブで、邦楽のロックが流れるわけがない。25歳ソープ嬢設定のミツ(清野菜名)がBABYBABYを好きなのも違和感。サブカル女子でもないのに銀杏好きな若い女の子って無理がある。
あと、パーフェクトレボリューションってタイトルは見るだけで「障害のある2人による完全な革命なんだろう」って分かるのに、「不完全な2人で完璧な革命を起こそうよ」とか革命がどうとかを劇中で何回も言うのも萎える。劇中に映画のタイトルの理由を説明されたらめっちゃ冷める。
ストーリーが雑、演出が雑、主人公2人だけがめちゃくちゃ良かった駄作。清野菜名は最高に可愛い。
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