億千

パーフェクト・レボリューションの億千のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

あそこで終わっとけよ大賞オブザイヤー受賞!!!!

開始1時間くらいのところまでは、筋書きの読める内容で、あと1時間かぁ…なんて思いながら観ていたんですが、ミツが恵理さんに馬乗りになってワインの瓶を向けるところで、「やば、面白!」とエンジンかかりました(あんなことしでかしたらすぐにミツは強制入院になるんじゃないか?という疑問は置いておきます)。

幸せが見えてきて、それが現実になりそうになると、それを全部ぶち壊したくなる、怖くなる、というミツの心情が、彼女の夢や行動からひしひしと伝わってきました。

主題というか、映画のPRにおける謳い文句は、障害者の性活動というものなんでしょうが、私には単に、生きづらい二人がどう関係性に折り合いをつけるか?という話に見えた。

そこが良かったからこそ、だからこそ!端々の細かい状況設定が気になってしまう!!
家でカウンセリングを受けるミツがその中で放っておかれて、何故医師と占い師は視界の悪い場所で話をしているのか!ミツが携帯水没させてるよ!目を離さないで!あと、何でテレビ付いてんの!その時間にその番組流れるのは事前にチェックしておいて!目に触れたらダメでしょ!とか。
接触禁止ってどの法律根拠にしてるやつ??それを侵したら強制入院って??私が無知なだけ?ほんまにある??とか。

そして極め付けは最後の蛇足シーンね…レボリューションはもう彼らの、二人の内面で起きてんのよ…必ずしも身体が一緒にいることだけが、二人の正解じゃないと思うよ…。だからこその、「ありがとう」のシーンで終わっておいて欲しかった…あそこで終わっとけよ大賞オブザイヤー受賞作品でした…。
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