2018年 鑑賞29作品目(試写)
これ、予告を観ていた時に、なんでこれサンダンスでそんな話題になったのかなぁ。くらいに思っていたのですが、(本当にすいませんでした)観ようか迷っている人居たらもう!是非!是非観て!!と前のめりで言いたくなる!!そして観た後は一緒にビートを刻みたくなる!!!(ラップとか分からんのですが)そんな胸熱な作品でした!!
なんせ、パティだけじゃなくて、周りもみんなどこか厨二感がぷんぷんしてて、それがもう愛おしくて、全力で応援したくなってしまう。
でも、こじらせ系のサムさは全くなくて、それは映像の工夫(オープニングからめっちゃ引き込まれる)とか、音楽のかっこよさ(どの曲もこの作品の為に書き下ろしたとは思えないくらいのキラーチューンでびっくりだった。あくまでもラップとか全然無知の私からみてですが。)が凄くスパイスになっているからだと思う。
むしろ、劇中で何度か聞いただけなのにエンドロールで歌えるようになるくらいだったよ。誰か立ち上がってうたってたら一緒に歌ってたよ。
自分の力では到底変える事ができない辛い現状で、がむしゃらに生きるしかない現実と、それでも心の中で燃え上がる夢や抑えきれない衝動の間で、やりきれない、押しつぶされそうになってしまう自分自身に語りかけるような詩の一節一節が!監督自身からのメッセージが!パティをとおして叫んでくるような。頑張ってる人へのエールのような。そんな映画だった。
あと、脇役のキャラクターも凄く良いのでいろんな視点で楽しめる作品だと思います。