ピピン

赤い雪 Red Snowのピピンのネタバレレビュー・内容・結末

赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

これは駄目。
人間を何一つ描かず、上っ面だけのストーリーをパズル状にして少し難しそうな雰囲気を出しただけのポンコツ作品。

ほんと中身が何にも無く、しかも結構ご都合主義。

大体何故事件が迷宮入りしたのかさっぱりわからない。こんな有りがちな事件を警察が解明出来ないわけが無く、この作品自体が成立しないと思う。

井浦新は狂言回しでしか無く、居なくても良い役だ。

監督の話だと人間の記憶の曖昧さを描きたかったらしいが、そんな作品には全くなって無い。百歩譲っても「記憶喪失」の話で「記憶違い」の話にはなっていない。

それで最後に出てくるものが「自分より母に可愛いがられる弟への嫉妬」って何の工夫もない理由とは…

犯人の母と被害者の母の人間像にもっと焦点を当てれば見応えがある作品になったかもしれない。

監督としての才能と脚本家としての才能は全く別物。
少なくとも脚本はやめた方が良い。
ピピン

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