5歳で経験したまさみ君の心の傷は経験していない私が考えるよりずっと深く誰にも癒すことなどできないのだろうな。自分の力で乗り越える。時間がかかってもそれ以外道はない。こんな風にほぼ他人であっても子どもを見守れる社会であればいろんな意味で立ち直れる人間はいるのだろうなと思った。
しかしながら、豊田市全面バックアップなのだろうけど、そこを少し忖度しすぎたのかな？
いかにもなアピール感が若干鼻につく。そういう場面に限って、素人さん臭い演技が目立つ。
少年の心の解放に的を絞って脚本作った方が良かったのではないかな。壇蜜の恋愛とか必要ないと思った。平田満関連のいかにもな企業もいらない、
豊田市のかなり田舎な感じの風景を丁寧に撮影しただけでも、最後の宮沢賢治と相まって静かで良質な作品になったのではないかと思う。
最後にまさみ君を抱きしめる時にちょっと力入りすぎだよね。
あと豊田市の桜は随分長い期間咲いているのかな？って言うくらい桜の時期が長すぎ。季節は移っているはずなのにいつまでも桜引っ張りすぎ。新緑だってきれいだろうに。
