ひらり

星めぐりの町のひらりのレビュー・感想・評価

星めぐりの町(2017年製作の映画)
3.8
2011年3月11日 14時46分 震災
何もかも津波に襲われて1人だけ助かった少年”まさみ”(荒井ようた)が亡くなった勇作の妻の親戚、愛知県豊田市、豆腐屋を営む勇作(小林稔侍)の元へやって来て一緒に暮らし始めるが固く口を閉ざしたまま…

おにぎり、お弁当、ラーメン、豆腐、食べ物が沢山登場。
最初はおにぎりも食べてくれず、隠れて牛乳飲んだり。

まさみを連れ出したり、黙って見守る勇作の姿から、わかり合いたいわかろうとする姿勢。
まさみからは、わかられてたまるかという想いを感じ取り、自分だったらどうするんだろうと考えさせらた。
自分には想像もつかない出来事。心の傷

まさみの事をわかろうと勇作や勇作の娘(壇蜜)がまさみを想い関心を持ち続けて振る舞い行動したことで、まさみ自身の中で自分を受け入れてもらえた。
自分の中で確認出来たとき、わかってもらえたと相手を受け入れるものなのかなと作品を通じて感じました。
相手に理解されなくても、それでも分かろうとする事、見守る事が大切。

映画『こども食堂』主題歌が頭をよぎった。
食べることは命♪食べる事は繋がり♪
食べることは温もり♪
何も口にしなかったまさみが食べてくれたとき、誰かと一緒に食べる事の温かさ
食べる事で人と繋がる嬉しさ。

まさみが夜空を見上げてる姿に、あっちの空もこっちの空も繋がってるよ~
そう思わずにいられなかった。
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