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テリー・ギリアムのドン・キホーテの5555のレビュー・感想・評価

4.5
これはドンキホーテの冒険譚を現実離れしたファンタジーとして見せる映画ではない。むしろ現実の延長線上にファンタジーが置かれており、幻想と現実の境界があやふやになるような感覚に陥る。不思議で掴みどころがない作品とも言えるが、複数の物語が交差し、調和し、物語全体が奇妙で複雑な動きをしてみせるのは見ていても楽しい。楽しく見れる映画は良い。世界観も良い。
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