テリー・ギリアムのドン・キホーテの作品情報・感想・評価

上映館(13館)

「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」に投稿された感想・評価

ほこ子

ほこ子の感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

わくわくさせてくれた。スペインの風景は見ていて飽きなくて飽きないと言えばアダムドライバーの演技。彼をもっと好きになる。
ただ、後半は急に映画が下手になった。流れがムリやりというか。下手だったので眠ってしまった。
あと美女二人が好みの美女で驢馬が最高に可愛い。鳴き声がうるさすぎ。鳴き声で台詞かき消されすぎ。驢馬って歩いてる時ずっと鳴いちゃう動物なの?愉快な奴だな。
うん。愉快な映画です。だから後半がもったいない気持ちだよ。大体良かったんだから。ブラザーズグリムを思い出したけどブラザーズグリムはテリーギリアムか。じゃあきっとテリーギリアム監督らしい空気のままなんじゃないかなと思います。バロン観たいな。
観ましたまさか生きてるうちに観れるとは…と思ってからがこれまた長かったまさかまさかのドンキホーテ・ぎりあむ・デラマンチャ。もう悲しくなっちゃったな……夢と現実は対立するものではなくいつだって夢は現実に負け戦を挑んでおりしかし夢を生きる人間がいなくなってしまうことはないという悲しみと希望。それが例え風車であれ、自分にとっては巨人に見えるのだという話は当人にとっては切実なのに他者からしてみれば笑い話。笑われることが全く気にならないかというとそうではないし傷つくし落ち込むしそれでもその生き方を放棄することができない人間とは因果なものであるなあ。おじいちゃんのことが大好きなのでスコアは完全に偏っています。完成して上映されただけで既に星5な気分ですが、未来世紀、バロン、パルナサス、ときてドンキホーテで考えてみるとやっぱり贔屓目抜きにしても星5なのではないかな~と思いました。また追記します。
hikaru

hikaruの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

面白いとは思うけど、
現実、記憶、夢、幻想
区切りなく描かれていて、頭の中が疲れました。
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タイトルは原題のままで良かったかも。
構想から劇場公開まで30年近くかかったらしく、ジョニー・デップで撮り始めたけど、
6日目に頓挫したみたいです。。
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アダム・ドライバーが目当て。
予告編の彼のダンスをみて、気になりました。
この役はジョニーの方が良かったんじゃないかと思うけど、コミュカルでファニーな役でも、彼はやっぱり演技が上手いですね。スペイン語を話すアダムも素敵♪
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中世が色濃く残るスペインの街並みや音楽などは素敵です。
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ちょっとだけネタバレ
最後のシーン、あの結末は切ない。
夢を追うことに対して儚いと言うことなんだろうか?
全体に白黒ハッキリしていない作品は苦手なのかも、と思い。久々に途中で思考が停止した気がした。休めよ!ってことなのかな?!💦
5555

5555の感想・評価

4.5
これはドンキホーテの冒険譚を現実離れしたファンタジーとして見せる映画ではない。むしろ現実の延長線上にファンタジーが置かれており、幻想と現実の境界があやふやになるような感覚に陥る。不思議で掴みどころがない作品とも言えるが、複数の物語が交差し、調和し、物語全体が奇妙で複雑な動きをしてみせるのは見ていても楽しい。楽しく見れる映画は良い。世界観も良い。
purity7

purity7の感想・評価

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テリー・ギリアムは12モンキーズしか知らないのですが、この12モンキーズが大好きなんです。当時ブルース・ウィリスが大好きだったのもありますが、まだまだ経験の浅かった私は、あの円環する話と、その円環を脱する可能性を示唆するラストに衝撃を受けたのです。

そして、いま私が絶賛大好きなアダム。
今回は彼が、この美しい円環の中に囚われた男を演じます。
彼がですね、のっけから真っ白な美しい出で立ちで現れるんですすす!ギャー!何してくれんのテリー・ギリアム!そして完璧な角度で紙束を放り投げ、女性と踊り出します。名前はサリーやったっけ?キャサリンやったっけ?否!そんな事は、どうでも良い!アダムが踊るんですすすすすーっ!上手いとか下手とかじゃない、なんとも言えない動き。好き。アダムのスパニッシュも良き!

もうこの数分間で、アダムのヤバさを痛感します。2年連続でアカデミー賞ノミネートの男です。このヤバさ、なんと2時間続きます。バイク、字幕なんて要らない!ズザー!、若かりし頃の澄んだ瞳、独特な胸筋、乗馬(乗ロバ?)、グーニーズ的急流すべり、チャンター、か・ら・の!カイロ・レン的王子様!テリー・ギリアム、長生きしてもらって、もう一本アダムで撮ってもらえないだろうか。。。

そして、ヤバイの、もう一人出てきます。その名も、ドン・キホーテ・デ・ラマンチャー!!

別の作品ですがジョナサン・プライスは92thアカデミー賞に主演でノミネートされてましたね。納得の存在感。眉毛を左から右にウェーブさせるシーンで、撃ち抜かれてしまいました。老いぼれにも見えるし、時には本物の勇ましく気高き騎士にも見える。あのアクティブな動きからすると、この方はひょっとして舞台によく立たれてるんですかね。素晴らしいです!二人のローマ教皇も見ないと!

イィーングリィィィィィ〜シュ(pgr
ミー ミー ミー ミー ミィィィィ(pgr
そんな感じで”業者”を一笑に付してきたキホーテさん。でも、笑われてるのは彼自身。辛い。その原因が自分である事に心が染められて行くトビー。辛い。

辛さが心地よい具合で、最高です。
シュール具合も、とっても好み。
燃えさかる藁を背に駆け出す馬!ダリの絵に出てくるキリンみたい!
ちょいちょい傾いたり、下からあおってくるカメラ!そのカメラが捉えるアダムとジョナサン・プライスの表情が全て100点満点。
木馬にまたがる頭デカ男!その下から髭面の天使!白タイツ完備!2回目見て気づいたんですけどこのトリックスター、実は最初のCM撮影現場から居たんですよ!全然信用できん!

ステラン・スカルスガルドの凄みも良かったですねー。マイティーソーでの全裸おじさんと同じ人とは思えない。途中から、めちゃくちゃ怖かったです。息子のビル・スカルスガルドもお父ちゃんに恐怖の表現についてもっと学んでいただきたいものです。

全体に流れる、映画への愛情。映画への狂気。
サンチョが投影されていたシーツの隙間からトビーが現れるシーン。まさにスクリーンのあちらとこちらが繋がった瞬間。
このシーンが好きすぎて、衝動的にプロジェクターを買ってしまいました。まだスクリーンを買ってないんですが、あえてテロテロのやつにしようと思います。そのうち、学生トビーが持ってたカメラも買ってしまうかもしれません。その時は私も何かに囚われたって事なんでしょう。サンチョ候補、探しとかないと!

再見 20.2.20 ステーションシネマ
ドトル

ドトルの感想・評価

4.4
ドン・キホーテといえば、空想の世界で生きる男だ。それは時に滑稽で、時に狂気を感じ、そして時に物悲しい。
これまでの監督のイマジネーションに溢れた作品群を観ていると、なぜ約20年間もこの作品の映画化にこだわったのか窺い知れる。

作品のメッセージは、数年前に公開したスピルバーグの「レディ・プレイヤー1」と正反対だ。
あちらの映画では、VR世界に埋没する主人公が、最終的に「仮想現実だけでなく、現実の人間関係も大事」ということを知る着地だったと思うが、こちらは、主人公であるトビーが狂気の世界に陥っていくにつれ、むしろ画面はどんどん色彩を帯び、世界は美しくなっていく。(無論、狂気が深まるにつれ、物語はどんどん支離滅裂にもなっていくのだが。)

だけれど、「世知辛い現実世界よりも、美しい空想の世界で生きて何が悪い!」という吹っ切れたメッセージが、むしろ清々しいと感じた。

あと、アダム・ドライバーのコメディセンス最高。
月の兎

月の兎の感想・評価

3.5
構想から30年、企画が頓挫すること9回。
内容よりもプロダクションノートが映画ファンの心を掴んで離さない異色中の異色作。
なんたって紆余曲折を記録したドキュメンタリー「ロスト・イン・ラ・マンチャ」の公開がもはや2002年だもの。

出来上がったのは壮大なコント。
一番最初に連想したのは松本人志の「ヴィジュアルバム」。
そこかしこにドリフ味もチラホラ。
あんでもねー、あたしゃ神様だよ。

ぶっ飛んでるし、ぶっ壊れてる。
ただ、期待値を超えてこなかった。
狂った設計図で緻密に積み上げられたサグラダ・ファミリアのような過去作と比べると、今作の壊れっぷりはタイガーバーム・ガーデン級。
それはそれで魅力的なんだけど。

永遠に未完のまま映画界の七不思議として語り継がれると思ってた。
でも、テリー・ギリアムが呪われっぱなしというのも気の毒か。
禊みたいなもんですね。
これでやっと心おきなく次回作を待てます!
とにかくこれを作らないことにはどうにもならなかったのだろう。登場人物の引き摺り回され具合からも苦労が伝わってくる。
ウェルズの「審判」みたいに、いろんなことが起きてどんどん迷路に迷い込んでいくような展開は楽しかった。
Q

Qの感想・評価

5.0
あと3回は見てからやっと感想書けるかも...
チープな言葉で汚したくない
それにしてもくっそ笑った

ひとつ言うと、
風景のカットで目の休憩時間があるとかゆうのは一切なく、終始情報で溢れてて一回見ただけですべての情報に追いつくなんて無理

字幕を払ったのは、多くの映画がその土地の言語じゃなくって英語で作られてることへの批判?
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