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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のsato4のレビュー・感想・評価

4.4
【2021年80本目】
前作は何だったんだろう、と思わざるを得ない会心のデキ。さすがはジェームス・ガン監督。特に冒頭一連の上陸シーンとラストバトルはハンパない面白さ。人の死があまりにも軽く扱われるのとそこそこのグロさがあり、不謹慎な笑いである事は間違い無いのだけれども『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』よりも前からガン監督の作品に触れてきた人なら懐かしさすら感じるハズ。中盤がダレたのでそこさえ無ければもっと良いスコアを付けたかった。

ヒーロー映画では無いからこそ味方がバンバン死んだり、それぞれに哀しみの背景があったりするところもポイント高し。鑑賞前から気になっていたポルカドットマンはもちろん、個人的にはラットキャッチャー2がキャラクター的には好み(しかも可愛い)。一方でハーレイ・クインのキャラ造形と彼女周りの演出は行き着くところまで行ってしまい、予告にも登場する血が花びらとなって舞うシーンはやり過ぎてて少し引いた。とは言え彼女も居ないと楽しさは減るだろうけれども。

邦題(サブタイ)はクソオブクソ。タイトルに" "を持ち込むなんて何考えてるんだか。
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