くりーむそーだ

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のくりーむそーだのレビュー・感想・評価

4.7
アメコミの知識も、DCシリーズの鑑賞もろくにないまま(唯一あるのはジョーカーのみ)鑑賞。
感想、最高だった……。
自分はアメコミ系とは反りが合わないと勝手に思い込んでいたのでびっくり。こんなにハマるとは。新分野を開拓されたような気持ち。

宣伝だと、ド派手アクション!悪趣味下ネタグロ描写!と、とにかくインパクト推しな印象を受けましたが、愛に溢れ、胸に迫るものがある素敵な映画じゃないか。派手なだけじゃない。

なんなら、個人的には巷で言われてる程、刺激強いとは感じなかった。(恐らくそういった類の作品に慣れすぎというのある)
まあ人は選ぶのかな?と思いましたが……
罪のない人がバンバン死ぬ、なんなら死ぬ描写が"見せ場"でさえあり、これでもか!というほど悪趣味に描く。そして、人が死ぬわりに軽すぎる空気感。
でもぶっ飛びすぎてて、不謹慎ながら愉快痛快で見てて気持ち良いと感じてしまう。

とにかく演出も音楽も美術もサイコーで、センスとド派手なアクションにぶち上がる作品だったが、シンプルに話が良い。
DC有名キャラクターたち勢揃い。
犯罪者だらけの爪弾き変わり者集団が世界を救う!なんて、未だに厨二心を拗らせているからかそれだけでワクワクする設定だが、最後は胸熱でうるっときてしまった。
キャラクター達が皆一様に魅力的で、とにかく良い。芽生える仲間意識、本質にある愛や正義。心に傷を負っているヴィラン達が大切なものを見つける成長譚でもあるように思う。

また、公開時期が偶然にも重なったことで余計に、アフガン問題しかり今起きている国際問題にも通じている気がして、現代風刺的な意味合いも持つ作品になっている…?と少し思ったり。

でもとにかく最高!!!の一言。
DCシリーズ、ちゃんと見ていこうと思います。
くりーむそーだ

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