イライライジャ

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のイライライジャのレビュー・感想・評価

4.0
今年一期待してたので公開初日に鑑賞。
最初から最後まで多幸感に包まれた。
GotGのオーディオコメンタリーでガン監督が「超スペクタクルなインディーズ映画」と言っていたが、本作もまさにそれ。
ジェームズガンがトロマ魂を今も持っていることに感動する。
そんでもってガン監督は、仲間や家族や愛を知らない底辺な人間や弱者に常に寄り添ってくれる。私も生きてる…となって号泣。
そのわりに最も極悪な奴を生かしておくところも最高だし、今から活躍って瞬間に死ぬのも最高。

16年版では何と闘ってるのかよく分からんかったが、本作では明確に相手が何者かがスッと入ってくる。16年版は妙に辛気臭いムードが漂ってたが、こちらはひたすらハイテンションで一人一人のキャラが活きていた。一瞬で全員を好きになれる。

悪党じゃないと言う人をチラホラ見かけるけど、まあ確かにスターロを殺して犯して食べてお祭り騒ぎにするジョンウォーターズ的な締め方も悪くないかなと思った。いや駄目に決まってるけど。

ハーレイの花の演出などはロリポップチェーンソーからのインスピレーション。GotG2の冒頭も元ネタ同じだしガン監督どんなけあのゲーム好きなんだ。