マチャアキ

世界で一番ゴッホを描いた男のマチャアキのレビュー・感想・評価

3.9
🏯大阪の✈︎旅行代理店にいた先輩が🇨🇳中国深圳市の大芬村は面白いから行ってみ、と言われていた大芬村(ダーフェン)を舞台とした🎥ドキュメントがこれだった。

そもそもたった200人程度の貧しい村に1989年🇭🇰香港の画商である黄江氏が画工を連れて移住したのが始まり。今では1万人を超える🖼一大油画村として🌐世界中に複製画を搬出してる。複製画制作がビジネスとして台頭してきた1990年代に、🙎🏻‍♂️シャオヨン氏という男性が出稼ぎにくる。以来、複製画を🎨描き続けている彼の現在のドキュメンタリーもんです。

最初に紹介されるのは彼の工房シーン。彼の工房には奥さんや雇い画工たちで溢れ、ゴッホの🖼複製画を流れ作業的に🎨描いている。これまで量産された複製画は、な、なんと10万点以上。或る日、オランダから800枚の注文が入る。期限は40日間。「ひまわり」はもちろん、「夜のカフェテラス」「星月夜」など、ゴッホを良く知らなくても記憶の片隅に残る名作ばかり。

小学校しか出ていない貧しい生まれの🙎🏻‍♂️シャオヨン氏は、🖼複製画で生計を立ててはいるが月の稼ぎは数千元と決して楽ではない。複製画を20年以上手がけてきた🙎🏻‍♂️彼の腕は亜流としては一流。いつしか🙎🏻‍♂️シャオヨン氏の夢は、本物のゴッホの原画を見て、より原画に近づけることでもっと稼げると考えるようになる。🙎🏻‍♂️彼へのインタビューの最中に画工が😫あくびするなど、如何にもドキュメントらしい画も垣間見られる。🙎🏻‍♂️彼のそんな想いは日に日に増し、生活費の何倍にもなる旅費について、奥さんに💢責められながらも🇳🇱オランダアムステルダム行きを決める。アムステルダムには、ゴッホ美術館があるからだ。

レトロ感いっぱいの整然としたアムステルダムの街で、🙎🏻‍♂️シャオヨン氏が目にしたものー、それは彼にとって余りにも酷な現実だった。食べるための複製画制作、家族を養い仲間を守るための複製画制作、やがて彼の中の想いがどんどん大きくなってゆく。ゴッホ愛に満ちた真の男の実録。
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