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巴里の女性のobaoのレビュー・感想・評価

巴里の女性(1923年製作の映画)
3.9
on DVD.
《この作品に私は出演していません。これは、私の初めてのシリアスなドラマです。─チャールズ・チャップリン》というト書きから始まるサイレント作品。…ですが、実はチャップリンは、荷物を乱暴に扱う駅のポーターとしてワンシーンだけ出演しています。

頑固な親たちによって引き裂かれる恋人たち。駆け落ちもすれ違い、娘だけが巴里へ・・・一年後、魔法の都巴里によって裕福になった娘と貧しいまま画家となった男とが出会う。

金が人を変え…貧富の差を容易には乗り越えることの出来ない悲哀。彼が描いた娘の肖像画に心が震えました。当時の金持ちたちのパーティの様子がすごく興味深く面白かった。

見えない物を光と影で見せる、映画作家としてチャップリン監督の力量が発揮された芸術作品です。