吉田ジャスティスカツヲ

バンブルビーの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

バンブルビー(2018年製作の映画)
4.8
かつて【最後の騎士王にスコア0点をつけた】私の感想文です。


見どころは、ストップモーションアニメの名手:トラヴィスナイト監督による【動きの演出】だと思います。
基本的にバンブルビーは声帯が壊れていまして、身体の動きだけでこまやかな感情を表すのですが、ここで監督が本領発揮‼︎

今回のバンブルビーは、初めて体験する地球の生活に戸惑う様子も、
そこで出会った少女と少しずつ親しくなるさまも、
トランスフォーマー映画史上最高のキュートさですよ😍

ボディの表現も、これまでのトランスフォーマーの重金属らしい硬度や重量感よりも、黄色の明るさや変形や動きの軽やかさが重視されているようです👍

主人公が女子でもあり、このバンブルビーは低年齢層の女子が見てもカワイイと思うに違いありません❤️


まさか"トランスフォーマー"と"シンパシー"という言葉が、過去いちばん前面に出てくるとは⁉️
それというのも今作は、何よりもまず80年代が舞台の青春映画なのですよ。
あの時代の音楽だけでも、一定の世代を興奮させるのに一役買っていましょう👍

家でも学校でも居場所のない女子高生が心を許すのが、バンブルビー。
ものがたりに独創性にあふれるとは言えないものの心が温まり、魅了されるのは間違いありません‼️


とはいえそこはトランスフォーマー。
【格闘ができる黄色い巨大なドラえもん】たったひとりでも【マイケルベイしてくれますよ💥💥💥】


そういう意味では、現行のシリーズが好きなかた…
反対に、私のようにマークウォールバーグが出てきた辺りから白目をむいて観ているかた…
その【どちらの側にいる観客も、ある程度の妥協を強いられる】かもしれません。
ほぼ展開は予想どおりなのですが、あらゆる要素が的確。
ウェルメイドなので、欠点を見つけにくい安心作ですよ。

だからこそ今作の総合的なひとことですが、
【1作目よりも1作目に相応しい番外編】だと思いました。
じゃあ映画ってこれが良いことなんですよ、きっと。








ホントに最後の騎士王の続きのハナシなんて、心の底からどうでもいいです😨