わたふぁ

バンブルビーのわたふぁのレビュー・感想・評価

バンブルビー(2018年製作の映画)
4.1
機内2/3

初登場2007年の20年前、1987年のサンフランシスコが今回の舞台。トランスフォーマーシリーズ初のスピンオフにして、すでにシリーズ初の傑作かもしれないと名高い今作。

惑星サイバトロンが荒廃の危機を迎える中、ディセプティコンが探し回っている生命の源オールスパークを守るためバンブルビーは地球に送られてきた、、という話からスタートする。
唐突な感じで話の流れが掴めず、なになに何のはなし?とちょっと戸惑うが、黄色いビートルとの運命の出会いを果たしてなるほど合点。さらに生まれながらにしてメカに強いヒロインと出会い、ポンコツ車とさえない女の子サムの新たな物語が始まる。

トランスフォーマーは変形シーンが最大の見どころだが、もう今回はファースト変形シーンからして「最高」以外の何ものでもない。新しい切り口の登場シーンには興奮させられました。
さらにそこで声も色も“蜂に似ている”というところからビーの名が付けられます。

変形シーン含めトランスフォーマー独自に確立してきたリアリティってもう頂点に達したものだと思っていたけど、まだ伸びしろがあったのか!という驚きが強かった。サムの頭の砂を払うシーンとか、接触しても違和感ゼロのCGワークには改めて惚れ惚れ。

家のコンセントに指を突っ込んで感電して街一帯がショートしてエネルゴンの存在が知られて追われる立場になり、もちろん人間にはディセプティコンとオートボットの見分けなどつかないわけで、バンブルビーが容赦なく痛めつけられる..など手に汗握る展開もおもしろかった。

懐かしい時代背景、可愛らしいヒーローとヒロイン、そしてCGが芸細!で文句なしの画期的なリブート作品でした。