主人公が偶然手に入れたカメラは、そのカメラで写真を撮られた人にはカメラに取りついた悪霊が襲ってくる呪いのカメラだった!・・・というお話。
凡作。凡の中の凡。凡of凡。怖いって言うか暗闇で急に大きい音出されてびっくりさせられる系。そもそも斬新さを求めるのは角違いなタイプの映画だけども、一つまみでいいから挑戦や冒険の要素があって欲しかった。そんなに期待してたわけじゃないんだけど「ここがいいね!」って所が一つもないのはちょっとなぁ。
怖がらせ方も普通。死に方も普通。悪霊の造形も普通で最終的な倒し方も基礎教養でジャンプ漫画を履修してる人にとっては「まぁそうなるわな」で終わってしまうレベル。目立って悪いとこは無いかわりに尖った部分がまったく無いって、そんな安定志向でホラー映画撮るなよ。
例えば無敵に思えるモンスターを機転を利かせて攻略していくって過程で「そう来たか!」って思わせてくれる何かがあるとか、カメラを悪用する人とか出てきたりしたらまた違った感じにもなったと思うんだけども。まぁ90分未満でサクっと見れるってメリットを優先したのかな。見て損したとまでは言わないけども、まぁ見なくていいです。