小津安二郎のサイレント映画
非常に面白い!
大恐慌時代、会社を解雇された父親とその家族たちが切磋琢磨して生活していく物語。
子供が、自転車を買ってもらえなくて駄々をこねるシーンは『お早よ…
手放しで泣ける子供が羨ましい。大人こそ本当は泣きたいことが多いのだけれどそうもいかない。年上の同僚の不当解雇を撤回せよと社長に直談判して諸共解雇されてしまう主人公。家には妻と3人の子供達。息子に約束…
>>続きを読む1931年(昭和6年)の無声映画で監督は小津安二郎。
主人公はサラリーマンで子供が三人いる。
会社で同僚の人事に不満を持ち、社長に談判に行くとクビになる。
娘が病気になり、入院させるが、費用を捻出す…
小津安二郎作品で現存してるものを順番に見てるのだが個人的には最初の大傑作きたと思っている。題材自体は昭和恐慌時の大就職難についてなのだが一貫して喜劇に仕立てているのが良い。そもそもクビになったのも仲…
>>続きを読む身を粉にして働けば、義や忠を重んじれば、物事は良い方向へ動く。とシンプルな指針でもって運行される。仕事に対するプライドも貴賤も無い。連作、通底して不景気。トイレボーナス開封、息子自転車と娘病気。洋食…
>>続きを読む失業した父を家族を交えてうまく表現していた小市民映画で、後の作品はまだ観ていませんが、これから観るときにこのあたりの作品が土台となっていくのではと思います。それとこの時代あたりから日本初のトーキー映…
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