サイレントだけどスルスルと見てしまう小津作品。北村小松原作になているが野田高梧の脚色が過ぎるのか小津テイストに仕上がっている。北村小松は、SF小説の始まりの人で小松左京に影響を与えている。大人の事情…
>>続きを読む横たわる赤ん坊の下半身(足)を指で掻くカットから上半身をはだけて聴診器を当てられる少女(高峰秀子!)のカットに繋げる。赤ん坊の下半身と少女の上半身を無理やり繋げてしまうこと、そしてどちらも肌を露出し…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
竹下景子と佐野史郎の音声版。コミカルな音楽が入るだけでもグッと楽しい雰囲気が増すサイレント映画。
保険会社に勤める岡島は同僚の不当解雇に抗議し自身も解雇されてしまう。妻と幼い子供3人抱え再就職先を…
季節感を、はっきり出してる映画だな。団扇やセンス、扇風機とアイス、スイカを食べる子供、ひまわり、病室を飛び回る蚊、「氷」の暖簾、花火といった具合に。
動きの連動(最初の学校のシーン、外を走る自転車、…
出た!カロリー軒!一皿満腹主義!お腹壊す子どもと、都落ちのモチーフはここで初登場だろうか。このあとに続くホームドラマの原型を見た気がする。戦前って生きるためのプライドを捨てきれない時代だったのか。昭…
>>続きを読む◯小津安二郎の、サイレント映画。何より子役時代の高峰秀子(7歳)を見られるという点で貴重。面影ないな〜。
◯子どもが主役かと思いきや、不況の上上司に楯突いたことが原因で馘首になった男の再起映画だっ…
まだ小津調が出来上がっていない頃の無声映画。上司にたてついて生保会社をクビになった男の話。
幼い頃の高峰秀子と、岡田時彦(岡田茉莉子の父)という若くして亡くなったイケメンが出ているという点で貴重な…