極々シンプルなストーリーから展開される緩やかなサスペンス
自然の風景をひたすら歩いて移動する様はケリー・ライカートの映画を観ているときのような感触
言うまでもないかもしれないけど、どのカットを切り取…
何故かワイルドツアーもこれも70分以内に抑える作品でこれは少し長い気がした。
蘭学者への地図を届ける者とそれを追う幕府側との逃走という古典的な映画だけどもあまりうまく行っていない気がした。
雪と…
自然の原野にて森岡龍を只管歩かせるワイルドツアーの時代劇は『ケイコ 目を澄ませて』と正反対のリズムを刻みながらも酷使される身体の現在性が否応無く立ち上がってきて、紛れもなく連続性のある映画だった。絡…
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『「ケイコ目を澄まして」公開記念 監督三宅唱のまなざし』
ストーリーはまああってないようなもん。冒頭のテロップで全部説明されるし。
息づかいとか草を踏む音とかの…
これはなかなかに撮影と音響の映画、エクスペリメンタル時代劇。
森の中の木や水のさめざめとするような実在感、それと役者の吐息、地面を踏み締める音、Hi'Specの電子音響じみたスコアが奇妙な現実感をも…
三宅唱監督作品の中では一番ハマれなかったかも。
序盤の夕陽をバックにした美しいショットの段階ではめちゃくちゃ興奮してたのに、鼻をすする音や息使いの音がかなり不快で、そこから芋づる式に映画全体にも苦…
2回目
Amazonプライムで再見。割と評価低いけど、個人的には三宅唱の映画では一番好き。
自然の音が誇張されるなかで、人の息遣いだけがなんとか発せられる(森岡龍と渋川清彦の対峙では雪の静寂に息切…
画と音楽がすごく良い。輝くすすき野原、闇に浮かび上がる松明、雪山の上は青空、美しい。
若い夫婦の家付近のシーンで、本物の雪が降ってると思われる場面があった。ミラクル!
家の裏に何本か、石を土台に木の…
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