ルサチマ

ザ・緊縛のルサチマのレビュー・感想・評価

ザ・緊縛(1984年製作の映画)
4.7
素晴らしい!!人気のない駐車場で緊縛した女を晒す見せ物のトラックと、トラックを前に駐車した車の中で見る男たちが車のライトをガン照りさせているのを見せる冒頭の数ショットと音楽で、カーペンターの映画を観ているときと同じ高揚感に達した!

実際、スモーク焚いて車内で会話する2人をトラベリング撮影で撮りながらドアノブのあたりをイヤらしく触る女の手のアップ、からのカメラのディルドで後部座席に移動した運転手とのカーセックス、更に再びカメラがトラベリングして運転席側へ移動するとセックス終えた2人のやり取りていうシークエンス、モロにカーペンターだし爆上がりする!

ラストの砂糖(ドラッグ入り)を舐めた女が運転手にキスするとこの接吻シーンの凶暴さヤベェ。バーヴァみたいだと思ったら、そのままそのドラッグ入り砂糖を町の商店街に当然のように置いて立ち去るのとか、『知りすぎた少女』のラストだった。

明らかに画面とあっちゃいない笑い声のナレーション、頭狂いそうになるし、ヒールが折れたハイヒールを蹴り飛ばすとこの、歪み具合どうかしすぎてる。傑作!!!
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