ベビーパウダー山崎

女教師狩りのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

女教師狩り(1982年製作の映画)
3.5
キッカケがあり、そこから二本の道を作って、終盤にもう一度結びつける。夜のプールから始まり、水槽、海、土砂降り、雨上がりのプールで閉める、すべて水のイメージで統一。水槽でのグッピーとプールにいるメダカ、なにが起ころうとどの場所でも逞しく生き続ける、それが希望。中心の人物だけではなく脇のキャラクターもきちんと生々しくて、人物を巧みに動かしながらセリフでキメてくる斎藤博のシナリオは本当に良いなあとしみじみ。男子生徒が女教師を犯してから、時間(尺)の問題なのか構成がぎくしゃくと突然雑にはなるが、それでも悪くない「映画」だと思う。