Tama

希望のかなたのTamaのネタバレレビュー・内容・結末

希望のかなた(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ユーロスペースの試写会にて鑑賞しました。


アキ・カウリスマキの物語中、

"人が倒れたら、そこに誰かが寄り添ってくれる"

ところに、監督の優しさを感じてた。

【街のあかり】だと、
ラストシーンで、倒れたコイスティネンにアイラが寄り添うシーン。

今回は"コイスティネン"が寄り添っていたけど。




それにしても、相変わらず、アキ・カウリスマキは物語の引き際をわきまえてる。
落語のように見事なもんだった!


だけど、いつもと違うのは、
映画が終わった後、ホッと胸をなでおろすんじゃなくで、

くちゃくちゃに泣いてしまったこと。
鼻水がとまんなくて困った。
下ろし立てのハンカチが、ぐしゃぐしゃだよ、まったく。

そういえば、アキ・カウリスマキの映画で、初めて泣いたなァ。



泣く映画イコールいい映画ってわけじゃねーんだけど、

この映画は傑作中の傑作。



劇中、アキ・カウリスマキ自身の過去の作品へのオマージュが多々あったから、

この人、本当に映画やめちゃうんだなぁ…
と思ってしまった。


コイスティネンが最後、主人公に寄り添うのもオマージュなのかな、、、
Tama

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