私にとって初のカウリスマキ作品でした。
難民問題というと深刻になりがちだけれど、
この映画は難民を扱いながらも構えないで見ることができます。
登場人物たちの優しさにほっこりしたり、
ユーモラスな場面にくすっと笑いながら、
結果的にいろいろ考えさせられます。
犬が可愛いのが印象的でした。監督の愛犬だそうです。
音楽が素敵でした。
演奏している年老いたミュージシャンたちがカッコイイです。
最後、主人公がどうなったかなど、
ぼんやり観てて分からなかったところがたくさんあるので、
もう一度観たいなと思いました。
(ついでに。喫煙シーンがこれほど肯定的に出てくる作品も
近年珍しいなと思いました。)