YARUSENAKIO

希望のかなたのYARUSENAKIOのレビュー・感想・評価

希望のかなた(2017年製作の映画)
4.5
アキ・カウリスマキの作品初めて観たんだけど、昔のザラっとしたような感じの色合いの映像で自分好みだった。派手な演出はなく淡々と進むので眠気が来るかと思ったが、あの独特な雰囲気に終始魅せられていた。

テーマとなったのは難民問題。難民申請って日本で暮らしてるとあんまり身近に感じないけど、戦争に巻き込まれ差別にあい家族と離れ離れになってしまう人たちがごまんといるということの再認識になったし、これから難民問題のニュースを見る時この映画を思い出しそう。

妹を乗せたトラックの運転手の「ステキな荷物を運べた 金はいらない」がステキすぎた。人と人との間の希望やあたたかみを感じられた。

レストランが寿司始めるくだり、日本人としてはちょっと嬉しかった。わさび盛りすぎだけど(笑)
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