来夢

希望のかなたの来夢のレビュー・感想・評価

希望のかなた(2017年製作の映画)
4.7
『希望のかなた』フィンランドを代表する監督アキ・カウリスマキの新作はベルリン国際映画祭の銀熊賞受賞作。そしてもったいない引退作。
偉大な監督の引退は寂しいものです。
「ル・アーヴルの靴みがき」に続き難民問題を描いた今作。社会派であり無表情なキャラクターたちながらも、しっかりセンスのある笑いを取ってくるあたりが監督らしい。
心の隙間にすっと入ってくるような心地良さと、確かに残る問題提起。
そこにあるのは社会のために立ち上がれ、とかそういうんじゃなくて、ただ優しさなんだろうな。
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