シグのすけ

希望のかなたのシグのすけのレビュー・感想・評価

希望のかなた(2017年製作の映画)
4.3
ちょっとずるくて、ちょっとやさしい人々が生きている。
もちあわせはあまりないけど、すこしならきみにもわけてあげられる。


淡々と小さな幸せと不幸が交わるいつものカウリスマキ映画。なんかほっとする。

謎の日本語歌謡にはもう驚かないけど、寿司レストランのシーンはちょっとふざけすぎた気がしたが、その後にシリアスな場面が待ってた。バランス取ったのかな?そんなわけないか。

彼らの店とは違うバーで爺さん二人がギターで歌う曲が物凄く良かった。なんか詩が【怒りの葡萄】というか、【ゴーストオブトムジョード】というか、ずっと聞いてたかった。

トウモロコシは育ち
男は己れの幸運を
静かに感謝した
何が起こるかも知らずに

幾晩もの寒い夜
雨の降り続いた8月
作物は流され尽くし
濡れた実は凍った

石ころだらけの硬い土
空を覆う灰色の雲
神は慈悲をかけたが
土地は容赦しない

石ころだらけの硬い土
空を覆う灰色の雲
神は慈悲をかけたが
土地は容赦しない