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希望のかなたのTAKmoviemanのネタバレレビュー・内容・結末

希望のかなた(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

初カウリスマキ監督の作品。
シリア難民、カーリドの生き別れの妹救済の物語。フィンランド舞台なので映像は寒色なのにどこか温かさを感じる、人もストーリーも。
ずっと山田孝之さんが演じてるとしか思えなかったw
無鉄砲でもハートワーミング。
トラックドライバーの「素敵なものを運べたからお金は要らない」ってカッコいいセリフ。社会の端っこに目を向ける監督の視点、不正就労者、敗者、そこに起きる差別や偏見。
あのワサビてんこ盛りの寿司を食べるシーンが個人的には欲していましたww
ラスト、結果を描かないのがそこから広がる「カナタ」だと信じたい。
オーナーは経営者として感が凄い、ケチだけではない。勝負師だ。そして、最後に奥さんを迎えにいき、負けも認められる。
灰ガラに入れた指輪を大切にしてる奥さんの報われもほっこり。人生ってだからいいんだろうなあ。諦めない、、、それが「カナタ」