希望のかなたの作品情報・感想・評価 - 114ページ目

「希望のかなた」に投稿された感想・評価

tower1209

tower1209の感想・評価

2.8
高評価だったので観てみたが、なんとも表現しがたい世界観。演技も不自然で、話も序盤長すぎでは?って感じで…。
でもそういうもんなんだろうな。それがこの監督の世界。自分には難しかった。。玄人好みの映画なのだろう。
secoking

secokingの感想・評価

3.4
難しい笑 上級者向けの映画なんだと思う。難民というものと全く向き合えない国にいるからかなぁ、、、
mstk

mstkの感想・評価

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2017/12/19
@ユーロスペース。自分の映画を「小津とブレッソンの真似だが下手くそ過ぎて誰も気付かない」と嘯くカウリスマキの映画は同工異曲、それこそ誰も真似出来ない唯一無二の世界だ。
その仏頂面、無愛想はあまりに豊かで、映画の原初的な力に溢れている。
冷たい水とぬるい水のような、温度の違う二つの悲哀が、溶け合うことなく流れるリズム。

特盛ワサビで笑えるほどの幸せ者ではないけれど、難民問題を真摯に受け止めるのとも少し違う、カウリスマキのblues rockな精神が相変わらずのso cool。

不釣り合いな程に大きなジミヘンの肖像画が飾ってある、あんなにイカれたお店がうまくいかない現実が、冷たい程に澄んでいて、人肌の優しさが沁みたような。
Ayumi

Ayumiの感想・評価

3.8
みんな仏頂面なくせして優しいね。
予告からしてライティングとか構図おしゃすぎて敬遠してましたが、わりと私でもいけました。映画館で観るべき映画だなと思う。

このレビューはネタバレを含みます

フィンランド映画祭の先行上映にて鑑賞。
なかなかレビュー書けずにいたけど、やっと書けそう。


相変わらずのカウリスマキの世界。
食卓を囲んでの会話、バンドシーン、今回も出てくる犬、独特の間と色合い。
どのシーンも「あぁ、カウリスマキの映画だ…」って、まるで故郷に帰ってきたような安心感。
この監督の世界がツボすぎる。
今回も日本愛は健在で、すごく嬉しいのがこの映画の1番の笑いどころが、日本の寿司店を真似するシーンだったところ。
今まで静かにカウリスマキの描く世界を眺めてた観客もこのシーンでは大笑い。
愛くるしいぜカウリスマキ!!


人々の小さな優しさと愛がたくさん詰まっていて「この世も捨てたもんじゃないなぁ」って思うんだけど、そんな気持ちをある人物の心無い行動と暴力によって打ち砕かれて最後は悲しくて辛かった。
これが彼にとっての希望のかなただったのか?
そんなのって……あぁ……カウリスマキの胸で泣きたいぜ
ぷりん

ぷりんの感想・評価

4.1
近年のカウリスマキの映画は、重い社会問題を扱っても基本ハッピーエンドだ。ただそれは実際には有り得ないような結末でもある。理不尽な現実を描くための武器としての、理不尽なハッピーエンドに感じる。

そんなことはさて置き、レストラン、犬、外から来た男、ついでに日本文化とカウリスマキ要素が至る所に入った娯楽作。
「難民」であるカーリドはフィンランドで、社会の非情さにボロボロになりながらも、ただはぐれた妹を想う。
しかし過酷な現実以上に彼は人の優しさに触れるのだ。優しさは伝染する。彼が人から優しくされるのは、彼自身がまた、誰かに優しさを持っているからだ。
人は優しさに支えられている。優しさは戻ってくる。そして誰かにまた優しさを与えられる。

それと、この映画にはユーモアが溢れている。決して登場人物たちがふざけているわけではない。いたって一生懸命なのだ。なのに、なんだか可笑しい。
シリアスなときこそユーモア。
ピンチのときこそユーモア。
シビアなときこそユーモア。
ユーモアは人の心にそっと豊かな余白をくれる。くすりと笑えたら明日もきっと笑えるだろう。

優しさとユーモアが同居した時、人は人生に希望を見出せるのかもしれない。
カウリスマキ作品初体験にして、完全に彼の虜になってしまった。
ちなみにもしこの映画が日本でリメイクされたら主演は山田孝之しかいないと思う爆
knnysk

knnyskの感想・評価

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ユーロスペース
おそらく2017年映画館納めになるとは思いますが
年間ベストではないでしょうか
今年中に観れて良かった。しかも35mmで。
フィルムだからこそ映える人間の素朴さ。ユーモアと慈悲。感想を言おうと思えばいくらでも語れるけど、語るのは勿体ないというか、観て感じて欲しい。どうせ語ってもありきたりで陳腐なことしか言えないわ。
映像と観客が繋がる、観客の直感に訴えかける素敵な映画だった。これは映画の理想であります。