希望のかなたの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「希望のかなた」に投稿された感想・評価

obatasaki

obatasakiの感想・評価

4.0
内にとてもドラマを秘めていているのに表に出しきらず常にテンション30パーセントくらいで淡々とみえるけどかえってそれが熱いものをより熱く感じさせる
表情豊かでなくとも思いは伝わる
menghua

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3.9
あの色彩と空間の中にアジア人が出てくるのがとても面白かった。
DBN

DBNの感想・評価

3.5
カウリスマキに引退を撤回させ
こんなにも真っ当な事を声高に
言わせてしまう現在の社会の情勢に
ただやりきれなくなる
K

Kの感想・評価

4.5
英文タイプライター、よく見かける紙プリンター、IDカード印刷機、種類の違う印刷機を映すカットから、想像の共同体を可能にした「印刷・複製技術」に注視しているのがわかるが、聖書や小説といった出版物はまったく登場せず、口語の多様性だけに重点が置かれていた。
本作の中では、アラビア語、フィンランド語、英語が交互に行き交う。ちょっとだけ日本語も出てくる。リアルな日常会話や俗語を堪能できるのも映画ならではの特権だと思う。それはいいとして、主人公<カーリド>のように国籍や言語が生活する上でがんじがらめになる人にとって、音楽という存在の偉大さを思い知らされた。いい曲だった。愉快な声とメロディ、さまざまな弦楽器の音色には、国を越えこっちまで心が満たされる。

単調で質素なインテリア、無表情でシュールな人たちで飾られるこの映画、観終わると不思議な愛おしさが残る。皮肉たっぷりとした激しい社会批判は見られず、誰かに対する純粋な想いが伝わる作品となっていた。
あと、主役男優の顔が、やさしげに肥えた山田孝之って感じで異様に親近感が湧く。
寝てしまった。
それまでといえばそれまでなんだが、決してつまらなかったわけではない。
大人はつまらないからといって寝たりしない。それは子供だ。
退屈な会議、無意味な打ち合わせ、つまらないけど寝たりしない。
ではどういうときに人は寝るのか。心地いいときに寝るのではなかろうか。あったかい、気持ちいい、リラックスしてると眠くなる。だから、つまらなかったわけではない。
けどやっぱり寝てしまったのでレビューはできない。
石

石の感想・評価

3.0
この"常温"感がたまらない。
難民問題についてわかるようになっており、決して明るく報われることのない話だが、極端に暗さと悲しみを煽ることもない。現実的な絶望がわたしの心に薄ら漂い続ける虚無感と共鳴する。
川べりのラストシーンに至る頃には自分も完全に映画の一部になっていた。
わたしの体温と溶け合って、ひとりで毛布に包まっているような心地になりました。

何度か声に出して笑ってしまう箇所もある。
音楽との距離感もいい。
蕗子

蕗子の感想・評価

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カウリスマキを初めて観ました。
特徴的な固定カメラと人間の動き、それはおそらくこの人の個性なんでしょうけど、だからこそ特に目立つカットは無いという印象を受けました。ストーリーの構成も含め、在り方がまさに現代の映画ですね。
ここでこの作品を引き締めているのは、監督の問題意識でしょう。単に人種差別批判や難民問題に触れるだけではなく、それ以前の普遍的な優しさや慈悲の存在がさも当たり前かのように描かれています。

ことに政治と映画、というより政治と芸術というのは、自分が最も苦手とするところで、どうしても政治観の表現としての芸術を良いと思えない。(人間にはもっと広く深く繋がる共感があるはずで、そのための手段と一体になってこそ芸術であると思っている。)
ワサビに驚愕。
壁に掛けられたジミ・ヘンドリックスの肖像が気になる。
misaki

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3.5
早稲田松竹にて
「犬ヶ島」との二本立て鑑賞

難民、紛争、宗教など現代の国際問題が主な内容。どうしようもない感情とか、悲しいことがあっても必ずしもいいことが起きるとは限らない。
明るい内容ではないが、深刻すぎる風には描いていない。
いい人もいれば悪い人もいるし、様々な考えがあり、人に合わせる必要もないと改めて思えた。
RYUYA

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4.0
「ユーモアのない映画は、すなわち死である」

これは僕の名言だが、この今考えた僕の名言で言うと、この映画はめっちゃ生きていた。死神すら座頭市にさせてしまうほどの生命力の塊。

路頭に迷った難民の青年が、何をやっても流行らなすぎるレストランのオーナーに拾われて働く。
シンプルなストーリーでシンプルなメッセージをシンプルに伝える。巨匠ってなんか、みんなそうなってくね。塩だけで食う、みたいな映画、1番いいよね。

カメラのかなたに小津が見えたね。