希望のかなたの作品情報・感想・評価・動画配信 - 5ページ目

希望のかなた2017年製作の映画)

Toivon tuolla puolen/The Other Side of Hope

上映日:2017年12月02日

製作国:

上映時間:98分

3.9

あらすじ

「希望のかなた」に投稿された感想・評価

無駄なストレスのない映画。

題材や内容は重いが(とはいえ、それが現実でもある)、
大袈裟なストーリーや過剰な演出や、含みやスリルや裏切りやどんでん返しなどがなく、
あたたかく淡々と進み、かといって退屈もせず、どうなっていくのかは気になるし、笑いもある。

登場人物を良い人たちにすることで
映画自体が悲惨な現実世界に対する皮肉になっていた気がした
そういうの、うまいなぁ、って思う。


こういう無駄なストレスのない映画っていいよね
Kanito

Kanitoの感想・評価

4.0
題材は重めだけど重すぎず。
登場人物も感情をあまり強く出さず感動物にはしすぎないとこがいい。どこかコミカル。

なんで家を出たのか、なんでレストランを開いたのか、なんで前のオーナーは売ったのか、なぜなぜなんだけど ま、いっか。全部説明なんていらないか。

カーリドの突然の「いらっしゃいませ」には吹きました。

フィンランドも内戦をしていた歴史があるから、難民受け入れもちゃんとしているそう。
「誰も僕らに関わりたくない」から国境を超えるのは簡単だった。
「重大な危険にはさらされない」国で起こる爆破テロ。

記憶に残るシーンが多かった。
dongree

dongreeの感想・評価

3.8
観賞後、真っ先に主人公の人生のことを考えてしまった。故郷で内戦に巻き込まれて逃げ出してきて、フィンランドでやっと安定して妹に再会できてすぐ亡くなってしまう人生。
壮絶な難民の現実を知る社会派映画でもあるし、自分のことより妹の将来を想う兄、それに刺激されて寄りを戻す夫婦の家族愛の映画でもある。
最後の場面で、「この国で妹が無事なら満足」とでも言うような主人公の穏やかな顔から、難民である彼の人生の虚しさや妹のこれからの孤独を想像してしまってすごく胸が痛かった。

終始感情や表情が乏しい分、妹の生存を知った時と最後の場面の笑顔が印象的。

難民の入国による仕事の取り合いと不景気で給料も少なくなってるはずなのに、それとは区別して難民であっても個々人には善意をくれる人、対照的に弱い個人を狙って暴力を振るう人。難民の問題その他にかかわらず、個人対個人ではいつも前者でありたいなって思った。

初のフィンランド映画。絶妙な間の余白や真正面からの人物のカットなど独特。
レナ

レナの感想・評価

4.0
無表情のなかに温かさとユーモアがあるのはさることながら、困難な状況にある人に手を差し伸べる人とそうでない人との描き方が無駄の削ぎ落とされたそれで刺さった。
さだお

さだおの感想・評価

3.6
ワサビの量と申し訳なさげな従業員は狡い。
笑っちゃう。

登場人物の寡黙さ無表情さとラストには個人的に惹かれにくかったなぁ。
音楽映画でもあると思う。
AR2

AR2の感想・評価

3.3
ハートウォーミングな雰囲気で包み込まれた残酷さのギャップですごく不思議な感覚に陥る。時代を超える小道具とか、シュールなやり取りとか、寓話的な要素が強いような気がした。個人的に読み取れてない部分が多くて、そういう意味ではやや難しかった。
スシのくだり、あの状況でも何も言わずにお辞儀さえして帰る日本人のステレオタイプ感がなかなか興味深い。
知り合いに勧められたのでアキ・カウリスマキ監督作品デビュー
ジム・ジャームッシュの作品のように間に魅了された
また削ぎ落とされたセリフにも酔いしれた
重い題材に対して音楽を交えてポップに描かれているので気落ちせずに視聴することができる
奇しくも今作がアキ・カウリスマキ監督の最後の作品とのことでなんとも言えない
他の作品も見てみようと感じた
はるな

はるなの感想・評価

3.5
長年手がけた紳士服販売業をやめ飲食店経営を始めたフィンランド紳士と、シリア難民・カーリドの話。といっても2人が出会うのは1時間以上が過ぎたあとのことで、そこまではそれぞれのエピソードが独自に進んでいく。

特に印象に残ったのが、難民に対する各国の“冷たさ”。自国が戦闘状態で、命からがら逃げてきた難民に対して、受け入れ側の国の対応は厳しい。難民申請してもなかなか通らず、何年も施設に閉じ込められたままだったり、そもそも申請が拒否されたり。何も悪いことをしていないのに極右に目の敵にされて襲われたり。

もしも日本に住めなくなって外国に逃げるようなことになったら、私たちも同じ運命を辿るのかもしれない…と考えると、あまりに冷たい社会だと感じざるを得なかった。生きるにも許可がいる時代。

物語は、そんな難民カーリドと紳士の出会いによって少し前向きに進んでいく。

重いテーマを扱っているものの、終始淡々としていて、派手な音楽、感動的・衝撃的な展開はほぼなし。感情描写もなく、ただ物事が進んでいく様子を、登場人物と共に見守る。

分かりやすいオチもないし、先が気になる展開もない。見るシーンや人を選ぶ作品だが、静かな雨の日の午後、コーヒーを飲みながらひとりで見たら最高に心地いい映画かもしれない。
三島

三島の感想・評価

3.7
色合い、人々の愛、アキ・カウリスマキらしい温かさとユーモア…
ぽん

ぽんの感想・評価

3.5
ある人がこの監督さんの作品が好きだと言っていて、今まで見たことなかったので配信にあったこちらを鑑賞。
なんだか独特な展開、雰囲気、ちょくちょく挟まれるユーモア。わさびのくだりでめちゃくちゃニヤついてしまいました。
私はもっと心情描写のある映画が好きなので、ちょっと物足りなかったです。
たまに挿入される音楽が良いですね。