蛙ドーナツ

名もなき野良犬の輪舞の蛙ドーナツのレビュー・感想・評価

名もなき野良犬の輪舞(2017年製作の映画)
4.6
韓国ノワールフィルムの傑作がまた産まれた!!!ってなんか惹句みたいなことを書きたくなるぐらい、超傑作。
『レザボア・ドッグス』+『インファナルアフェア』+『オールド・ボーイ』チックな本作……。
脚本も最高に良く出来ているし、役者の演技も凄まじい、構成もたるさが一瞬たりとてないし、監督の演出もキレッキレ、アクションシーンはやりすぎなぐらいグロいし、めっちゃテンポいいくせに茶目っ気がある。

いや~~~~~~、韓国映画すごくない? 人材豊富過ぎない???
日本負け続けじゃない? っていうか、日本映画はコナンとかポケモンとか造ってりゃいいんじゃね? #唐突な日本映画ディス
とにかく面白い、伏線しゅごい……。
「カツカレーが食べたくて、カツ屋に入ったら、すっげえええええ美味いカツカレーが出てきて、しかもおまけのあんみつも美味かった。なにここ、超いい店なんだけど……」って転がる感じ。

しかし、特筆すべきところは、主人公二人の愛の深さっすよ、愛。
分かる? 愛なんだよ、愛。
レザボア・ドッグスで見せてくれた、なんか理屈を超えちゃった愛。
アンコンディショナル・ラブなんだよ、無条件の、無償の愛を他者に対して、互いに抱いた時、それは破滅への第一歩なんだよ。
ロミジュリでも、なんでもいいけど、人間が無償の愛を抱く時は一番、ヤバイんだよ。無償だから、計算を度外視して、自分の不利益となることをやってしまうの!!!
だって、無償の愛だから!

人間の一番、愚かしくて、しかも輝ける時を最初から最後までみっちり描いてくれる。たまらねえ。最高。