サーフ

すばらしき映画音楽たちのサーフのレビュー・感想・評価

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)
3.7
映画音楽はいかに生みだされてきたのかという事を映画音楽家のインタビューや実際のレコーディングの様子などから解き明かしていくドキュメンタリー作品。

この作品を見ると改めて映画における音楽の重要性に気づかされる。
映画音楽は時に観客の恐怖心を駆り立て、時に物語をより感動的にする役割を果たす。
映画において音楽は物語の伴奏として存在しているだけではなく、観客の感情を製作者の思い描く方向へ導くためにコントロールする存在も果たしている、つまり音楽は影の支配者とも言える。それ位音楽の重要性を再認識させられた。

ジョン・ウィリアムズやハンス・ジマーなど著名な映画音楽家の作り出す音楽の特徴や功績も取り上げられていて彼らの音楽の革新性を知ることができるし、今後の映画鑑賞において音楽に注目して鑑賞するといったより深い楽しみ方が出来そう。

「ルールが無い」という事がルールの映画音楽においてまったくのゼロからシーンにピッタリ合った音楽を作り上げていくのは改めて途方もない事だなと思わせられる。
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