やた

やたの感想・レビュー

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)
4.8
映画音楽がどんな風に作られているか、歴史とともにどんな変化が起きているのか、音楽の力がどれだけ作品に影響を及ぼしているのか、沢山の実例を挙げられながら色んな人の話を聞ける、まさにすばらしいドキュメンタリー。

自分で指揮をすることにこだわる作曲家がいたり、実際に映画館に足を運んでトイレの個室にこもって観終えた観客がテーマ曲を口ずさんだり鼻歌を歌ったりするのが聞こえてくるのを待ったりする作曲家がいたり、出てくるエピソード全部面白すぎて文字起こしが欲しい。

音楽を聴いた時の快感はチョコレートやセックスがもたらす快感と同じという話も面白かった。

天才と呼ばれたり、沢山の評価や賞賛を得ている作曲家でも、作る度に精神をすり減らしていることが描かれていたのも良かった。
「楽しくおしゃべりしてるだけなら自分を隠すことや演じることができるけど、音楽を作る時は必ず自分と向き合わなければいけない。作品に自分が表れる」というようなことを言っていて、とても納得感があった。

やる気を出したい時にまた観たい。